2年間にわたって、防災に関する研修を実施しています

平成30年度

【防災特集】災害時いざというとき、どうしますか?

大規模災害発生時、最も心配なのは家族の安否情報です。

子どもが学校内に滞在しているのであれば、教職員による安全確保と安否確認ができますが、それ以外の時間帯については、それぞれの家庭の事情に合わせた方法を確保しておく必要があります。

  • 親が在宅、子ども外出
  • 親が外出、子ども在宅
  • 親、子どもともに外出
  • 親子どちらか、または両方とも帰宅困難時
  • 親が在宅、子ども外出

上記それぞれの状況を想定して連

固定電話、携帯電話による音声通話

固定電話、携帯電話を使用した連絡方法は、そのときの相手の状況だけではなく声が聞こえるため、安心度が高い連絡方法ですが、東日本大震災の時には地震発生後に電話が繋がりにくくなる状況がつづきました。このため、音声通話以外の連絡方法も確保しておく必要がありそうです。また、近年携帯電話の利用により、相手の電話番号を把握出来ていないことが予想されます。家族それぞれが、何らかの形で電話番号を所持しておく必要がありそうです。

災害用伝言ダイヤル171(固定電話、携帯電話、公衆電話、WEBで使用可能)

地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。詳しくは下記のURLからNTT東日本HPにアクセスしてご確認ください。

なお、災害発生時に備えて事前に使い方を覚えてもらう目的で、171を体験利用できる機会が提供されています。

【体験利用提供日】

  • 毎月1日・15日…24時間
  • 正月三が日…1日0:00~3日24:00
  • 防災週間…8月30日9:00~9月5日17:00
  • 防災とボランティア週間…1月15日9:00~1月21日17:00

【体験利用提供条件】

  • 伝言録音時間:30秒
  • 伝言保存期間:体験利用期間終了まで
  • 伝言蓄積数:電話番号あたり20伝言

※例えば、毎月1日を家族での災害対策の日にして、備蓄品のチェックや伝言ダイヤルの練習などをするのも良いかもしれませんね。

LINEアプリの活用 (LINE公式BLOGより)

現在主流となっているLINEアプリには、災害時に役立つ機能があります。

  • グループトークで安否を知らせる機能
  • 居場所を知らせる機能
  • 緊急時の機能

大規模災害が発生した際に届くLINEのメッセージから、自分の状況をタイムラインで知らせることができます。(※この機能は、大規模災害発生時のみ、LINEに自動で表示される機能です)

詳しくはLINE公式ブログへ

家族ルールを作る

災害発生時には電話や通信機器での連絡が取りにくくなることが予想されるので、電話やSNS等で連絡が取れない場合における家族の集合場所や対応方法などの「家族ルール」をあらかじめ決めておきましょう。

  • 親の実家、親戚に連絡をする(ハブ化)
  • 近所の方に協力をお願いする
  • 自宅家屋に被害がなければ自宅で待機する
  • 地域指定の避難所に行く  など

※所沢市では各地域で避難場所が確保されていますので、そちらを家族の集合場所として利用するのも良いと思います。各地域における避難所については、下記のリンクから所沢市HPにアクセスしてご確認ください。

災害への備えは平時からの準備が大事です!!

PTAと地域と学校の備え

  • いくつかの学校では、PTAの協力で災害の時に児童生徒が学校から帰れなくなったときに、非常用の食料や災害グッズを備蓄しています。
  • 並木小学校では、いざいというときの保護者の手紙も入っています。
  • また、9月1日の地域の防災訓練には、多くの学校が参加しています。

東中学校では学区内の3か所の会場に合計44名の中学生が避難所スタッフとして参加して、炊き出しや家ごとの安否確認などを行いました。

平成30年度 視察研修(西ブロック担当)~立川防災館で体験学習~

12月8日(土)午後2時から所沢市PTA連合会主催の視察研修が46名の参加で立川防災館で行われました。

地震体験室 

実際に起きた地震と同じ揺れを体験しました。震度7の揺れでは思わず悲鳴が起こりました。

煙体験室  

建物の中での火事による煙のこわさを実感しました。暗闇の中で非常口灯を頼りに、いかに煙を吸わずに避難できるかを体験します。

救出救助コーナー 

まるで実際の震災現場にいるかのように再現された災害空間です。倒壊した建物の中にいる人を助ける救出体験ができます。

応急救護訓練室 

誰かが突然倒れた時のために、訓練用の人形を使用し、胸骨圧迫心マッサージの方法、AEDの使用の手順を実際に汗だくになって学習しました。 

防災ミニシアター  

大型スクリーンで首都直下地震にむけて、自分がどう行動すべきかを考えさせられます。また、中学生が中心になって行う防災教育の映像もあり、いよいよ「自助」への意識が高まりました。

令和元年度 PTA会員向け研修会(西ブロック担当)~立川防災館で体験学習

令和元年度も、昨年度に引き続き、立川防災館で研修会を実施しました。

元年度はPTAの役員だけでなく、広く一般の会員にも呼びかけましたが、すでに多くの学校が防災にむけて独自の取組を進めており、年度後半という事情もあって、昨年度よりも少ない参加者でした。しかし、度重なる災害に向けて、事前の心構えとしっかりした準備をしておくという意味で、防災に関する研修の重要性は変わりません。また、広く保護者の方々に呼びかけていきたいと考えています。

令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の措置として、保護者向けの研修会は実施しません。こうした状況は今後も予想されますので、所沢市PTA連合会は、令和2年度はIT事業に力を入れて、速やかな情報伝達や緊急措置に備えています。