2月3日(日)吾妻公民館で、東ブロック担当の事業「公開パネルディスカッション」が開催されました。
東所沢小学校PTAの小澤潤会長をコーディネータとして、各ブロックからPTA会長さん5名と校長先生2名をパネラーとしてお迎えし次の2つのテーマで話し合われました。
- 学校PTAは、どのような課題を抱え、それに対してどのように課題解決に取り組んできたのか。
- 所沢市PTA連合会の31年度の活動計画を見直し、「子どもたちのためによりよい意義のある活動」をどのように進めていくか。
はじめに挨拶をかねて、安田会長からパネルディスカッションの二つのテーマが選ばれた経緯についての説明がありました。
学校PTAが抱える課題には「入会が任意だとして、PTAの役割を理解してもらえない。会長や本部役員の選出がむずかしい。仕事のために活動や会議に参加しづらい。『ずるい』『やらされ感』といったむずかしい感情がある」などがあります。
パネラーの会長から、こうした課題解決にむけてさまざまな取組が紹介されました。
「PTA加入の意思確認をすることでの参加や活動の難しさと、そこから前進するためのPTAの組織づくりを行っている」
「スリム化のために先生と相談する」
「女性でも誰にでもできる役員をめざす」
「年間スケジュールを出したり、古いしきたりをなくしたりしている」
といった発表があり、これらをめぐってフロアとの質疑がありました。
校長先生からは、PTAが新たな住民をうまく取り込んでいることやPTA役員に感謝する取組の紹介がありました。
休憩をはさんで、コーディネータより、PTAが抱える課題を
- 平等主義(みんなが同じ仕事をするべき)
- ルール主義(ルールに従うべき)
- 前例踏襲主義(前年と同じことをやるべき)
という「3つの足かせ」とまとめられました。
PTA活動は、「やれる人がやる、楽しくやれる」が本来の姿であり、この3つの足かせを開く3つの鍵として
①達成感②人とのつながり③親としての成長
が示されました。
続いて二つ目のテーマ
「市P連の31年度の活動計画を見直し、『子どもたちのためによりよい意義のある活動』をどのように進めていくか。」
に話題が移りました。下の図が見直し案の概要です。パネラーから、市P連の中で他校の様子を知ることができる、と同時に「他校を知れば、自分の学校の良さを再発見できる」という話がありました。
校長先生からは、所沢市PTA連合会と各種審議会のつながりの重要性、連合会の中での情報共有、そして多様な考え方を議論する場としての役割が指摘されました。加えて「PTAは学校と保護者、地域の橋渡しであり、『お互い様』の気持ちを大切にしたい」と発言がありました。
来年度からの見直し案については、フロアからは、会員や前会長なども含めてさらなる意見を求めるべきという意見がありました。こうした話し合いを受けて、コーディネータによって
- 来年度の見直し案については、今後さらに意見を求めていくこと
- 各学校PTAで所沢市PTA連合会のメリットを伝えてほしい
というまとめがありました。
「今日のこの場も所沢市PTA連合会でなければでなければできなかった」というパネラーの発言で報告を終わります。